戯曲
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 戦争目前の世界で、突如「雪崩のように」流行り始めた未知の疫病。そこへ特効薬を発見したという貧しい町医者が現れるが、施療に際し、彼は一つだけ条件を提示した──。死に至る病を前に、人々は何を選ぶのか…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ロシア世紀末社会の底辺にうごめく人間の生態を描破した名作。 将校の子でありながら家を出て叩き上げで家具職人となった父親と、一代で財を成した染物業者の一人娘である母親のもとに、マクシム・ゴーリキ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 テューダー朝を継いで二十年余り。亡き兄の妻だったキャサリン妃との間に世継ぎがいないことに苦悩するヘンリー八世は、枢機卿主催の晩餐会で若く美しい侍女アンと出会う。一方、宮廷では奸計が渦巻いていた…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 本作『トロイラスとクレシダ』は、シェイクスピア絶頂期の後半にあたる1602年ごろに執筆された作品です。ホメロス『イリアッド』、ジェフリー・チョーサー『トゥローイラスとクリセイデ』などを材源としてお…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 偉大な父ヘンリー二世と勇猛な兄から王位を継いだ末子ジョン。フランスと戦うか、和陸か。王位継承者である甥を生かすか、殺すか。ローマ法王と対立か、和解か。悩み、考え抜いた決断はすべて裏目に出て、混…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ヴォルサイ人との戦いでローマを勝利に導いたコリオレイナスは市民に英雄と讃えられ、執政官に推薦される。しかし執政官になるために避けては通れない慣習を受け入れられず、市民を敵に回してしまう。愛国心…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返し──何度も上演され、映画化された、イギリスの劇作家プリーストリーの代表作。舞台は裕福な実業家の家庭、娘の婚約を祝う一家団欒の夜に警部を名乗る男が訪…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 百年戦争のアジンコートの戦い(1415年)前後に焦点を当て、イングランド王ヘンリー五世の生涯を描いた史劇。『リチャード二世」、『ヘンリー四世第一部・第二部』に続く四部作の最終作。ヘンリー五世は前作…
こんにちは。RIYOです。続いて第二部です。 第一部最終幕で描かれた作品全体の祝祭的な印象からは大きく変わり、第二部は悲劇的な空気に包まれて進行していきます。冒頭で全身に舌を纏った口上役の「噂」が登場し、人の噂がどれほど信憑性に乏しいかを語り、…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ヘンリー四世の治世は貴族の叛乱と鎮圧に明け暮れた。そのかたわらで放蕩息子の王子ハルは、大酒飲みのほら吹き騎士フォルスタッフとつるんで遊び歩くが、父の忠告に一念発起し、宿敵ホットスパーを執念で討…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 イングランド国王リチャードは、宿敵である従兄弟ボリングブルック(のちのヘンリー四世)を追放したあげく、その父ジョン・オヴ・ゴーントの財産を没収する。しかし、復権をねらって戻ってきたボリングブル…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 「あの医者よ。」海辺の一軒家。シューベルトから逃げ続ける女主人公が不意の客人の声に探りあてたものとは。息詰まる密室劇の姿を借り、平和を装う恐怖、真実と責任追及、国家暴力の闇という人類の今日的ア…
こんにちは。RIYOです。続いて第三部です。 第二部最終幕で映し出されたイギリス内乱の様相は、ヨーク家とランカスター家の争いが次々に生み出す互いの憎悪を、どこまでも激しく連鎖させて血に塗れた戦闘を繰り広げていきます。 ヨークが強引に手に入れた玉…
こんにちは。RIYOです。続いて第二部です。 第一部最終幕でのヘンリー六世とマーガレットの婚姻は、不安の影を落としながら宣言されました。本作はシェイクスピアが歴史的な人間の言動をもって普遍的な人間像を描こうとしたことからも、この展開は物語に非常…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 百年戦争とそれに続く薔薇戦争により疲弊したイングランドで、歴史に翻弄される王へンリー六世と王を取り巻く人々を描く長編史劇三部作。敵国フランスを救う魔女ジャンヌ・ダルク、謀略に次ぐ謀略、幾度とな…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 心のうちの愛情を素直に表わせないならず者リリオムの悲劇を、作者ならではのユーモアをまじえて描いた名作戯曲。原典からの初訳。 モルナール・フェレンツ(1878-1952)は、ドナウ川を挟むハンガリーの首…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 求婚しようとした王女とその父の近親相姦を見抜いてしまった時から、ペリクリーズの波瀾万丈の旅が始まった──。詩人ガワーの語りという仕掛けのなかで、次々と起こる不思議な出来事。過酷な運命を乗りこえ、…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 公爵の代理に任命された貴族アンジェロは、世の風紀を正すべく法を厳格に適用し、結婚前に恋人を妊娠させた若者に淫行の罪で死刑を宣告する。しかし兄の助命嘆願に修道院から駆けつけた貞淑なイザベラに心奪…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 十六世紀後半、カトリック国のフランスではルターの思想を契機に勢いづいた新教派(カルヴァン派)が、フランスの商工業者層を中心に活動を強めて勢力を拡大していました。国教に背く行為であるとして、フラ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 革命時代のソ連を生き、小説『巨匠とマルガリータ』を遺したミハイル・ブルガーコフは死の前年、「モスクワ芸術座」の依頼で、独裁者スターリンの評伝劇を書き上げるも、上演禁止の告を受けた。この史実をも…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 二〇世紀アメリカを代表する劇作家オニールの最高傑作。ギリシア悲劇の筋立てを南北戦争後のニュー・イングランドに移し、父母姉弟の錯雑した愛憎を描く迫真のドラマ。 ユージン・オニール(1888-1953)は…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 財産を気前よく友人や家来に与えることで有名なアテネの貴族タイモン。貯えが尽きることを恐れる執事の忠告も無視し贈与を続けるが、膨れ上がった借金の返済に追われることに。「友達を試す」と他の貴族らに…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ブリテン王シンベリンの娘イノジェンは、イタリア人ヤーキモーの罠にはまり、不貞を疑われる。嫉妬に狂う夫ポステュマスの殺意を知らぬまま、イノジェンは男装してウェールズへ行くが、薬で仮死状態になった…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 1597年から1598年に執筆されたと言われる本作『ウィンザーの陽気な女房たち』は、題名どおりにシェイクスピア作品のなかでも頭抜けて陽気な感情で観る(読む)ことができる演劇です。諸説ありますが一説に、…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 女性の繊細な恋愛心理と微妙な恋のかけ引きを得意とするマリヴォーの代表作。心おだやかで愛らしい登場人物たちが織りなす恋愛喜劇。 現代でも舞台で数多く演じられる作品を残した劇作家ピエール・ド・マリ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 前伯爵の主治医の遺児ヘレンは現伯爵バートラムに恋をしている。フランス王の難病を治して夫を選ぶ権利を手にし、憧れのバートラムと結婚するが、彼は彼女を嫌って逃亡、他の娘を口説く始末。そこでヘレンが…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 本作『ヴェローナの二紳士』は、シェイクスピアが執筆した最初の喜劇と言われています。劇中には、女性の男装や情欲の森など、彼が後の作品に活かす発想が随所に現れています。舞台となるイタリア北部にある…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ローマの帝位継承権を争う前皇帝の息子兄弟。そこにゴート人との戦いに勝利したタイタス・アンドロニカスが凱旋帰国し、市民の圧倒的支持により皇帝に推薦されるが……。男たちの野望に、愛情・復讐心・親子愛…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 天衣無縫、そして奔放。森茉莉が愛してやまなかった14歳の貴族の少女、おてんばルウルウの大冒険。 十八世紀のフランスでは、ルネサンスによって興った人間解放という思想が宗教に及び、永く続いていた封…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 サー・トマス・モア(1478-1535)は十六世紀に法律家として活躍した思想家です。ロンドンの法律家のもとで生まれ、裕福な環境のなかで育てられました。オックスフォード大学で古典の哲学や文学を学びました…