RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

2023-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『方法序説』ルネ・デカルト 感想

こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 すべての人が真理を見いだすための方法を求めて、思索を重ねたデカルト。「われ思う、ゆえにわれあり」は、その彼がいっさいの外的権威を否定して到達した、思想の独立宣言である。近代精神の確立を告げ、今…

『タルチュフ』モリエール 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 金満家のオルゴンは、自称零落貴族のタルチュフを信頼して家政全般をまかせ、娘と結婚させようとまでする。タルチュフはといえば敬虔な信心家をよそおってオルゴンをたぶらかし、財産横領を策し、妻にも言い…

『ピーター・パン』ジェームズ・バリー 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 人間と妖精の合いの子で永遠に子供のままのピーターは、生れて7日目に窓から逃げ出して小鳥や妖精たちの仲間入りをし、不思議な冒険の旅に出る……。幻想の世界の中でさまざまな経験をしながら、楽しく飛び歩…

『阿Q正伝』魯迅 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 魯迅が中国社会の救い難い病根と感じたもの、それは儒教を媒介とする封建社会であった。狂人の異常心理を通してその力を描く『狂人日記』。阿Qはその病根を作りまたその中で殺される人間である。こうしたや…

『優雅な獲物』ポール・ボウルズ 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 カポーティ、マキナニー、オーネット・コールマン、ベルトリッチ……遥かモロッコから、現代芸術に常に豊かな霊感を送り続けるアメリカ文学界の隠者。80年代に入り、ブームとも言える再評価が行われ、全作品が…

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