RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

読了-スペイン文学

『ラサリーリョ・デ・トルメスの生涯』作者不詳 感想

こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 少年ラーサロが、悪知恵にたけた盲人や欲深坊主、貧乏なくせに気位は高い従士やいんちき免罪符売りと、次々に主人をわたり歩いてなめるさんざんな苦労の数々。16世紀当時のスペインの社会や下層民の生活が風…

『大衆の反逆』ホセ・オルテガ・イ・ガセット 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットによる痛烈な同時代批判の書。自らの使命を顧みず、みんなと同じであることに満足しきった「大衆」は、人間の生や世界をいかに変質させたのか。1930年刊行の本文に加…

『プラテーロとわたし』フアン・ラモン・ヒメネス 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 真っ青な空と真っ白な家が目にいたいほど明るい、太陽の町モゲール。首都マドリードで健康を害したヒメーネスは、アンダルシアの故郷の町の田園生活の中で、読書と瞑想と詩作に没頭した。月のように銀いろの…

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