RIYO BOOKS

RIYO BOOKS

主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

読了-イタリア文学

『デカメロン』ジョバンニ・ボッカッチョ 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 1348年、当時、フィレンツェの町ではペストが流行、郊外の別荘に避難した10人の紳士淑女たちは退屈しのぎに1人、毎日1話ずつ10日間にわたって物語りを話すことに決める。下賤な馬丁が王様と姿が似てい…

『山猫』トマージ・ディ・ランペドゥーサ 感想

こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 一八六〇年春、ガリバルディ上陸に動揺するシチリア。祖国統一戦争のさなか改革派の甥と新興階級の娘の結婚に滅びを予感する貴族。ストレーガ賞に輝く長篇、ヴィスコンティ映画の原作を、初めてイタリア語原…

『作者を探す六人の登場人物』ルイージ・ピランデッロ 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 イタリアの劇作家ルイージ・ピランデッロの名を世界的に轟かせた戯曲『作者を探す六人の登場人物』です。初公演での大事件は大変印象的です。 ある劇団が芝居の稽古をしている最中、喪服姿の六人が舞台に乗…

『神曲』ダンテ・アリギエーリ 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ダンテ・アリギエーリ『神曲』です。1320年ごろに書き上げられた壮大な叙事詩です。 神曲の構成 各篇の章を歌として区切り、地獄篇(序歌を含む)三十四歌、煉獄篇三十三歌、天国篇三十三歌の全百歌で構成さ…

『星界の報告』ガリレオ・ガリレイ 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 「近代科学の父」或いは「天文学の父」と呼ばれる天才、イタリアの物理学者で哲学者のガリレオ・ガリレイ。その人生に大きな影響を及ぼした『星界の報告』です。 1610年冬、ガリレオ(1564-1642)はみずか…

『君主論』ニッコロ・マキアヴェッリ 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ニッコロ・マキアヴェッリ『君主論』です。 ルネサンス期イタリアの政治的混乱を辛くも生きたマキアヴェッリ(1469-1527)は外交軍事の実経験と思索のすべてを傾けて、君主たるものが権力をいかに維持・伸…

privacy policy