RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧

『夜歩く』ジョン・ディクスン・カー 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 「密室派の総帥」「密室の王者」などの異名を持つ偉大な推理小説家ジョン・ディクスン・カー(1906-1977)。そのデビュー作である『夜歩く』です。 パリの予審判事アンリ・バンコランは、剣の名手と名高い…

『あの大鴉、さえも』竹内銃一郎 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 劇団「秘法零番館」や、佐野史郎との演劇ユニット「JIS企画」、そして最後の演劇団体とする「キノG-7」と活躍を続ける傍ら、後進の育成にも力を注ぐ劇作家の竹内銃一郎。彼の代表作のひとつ、岸田國士戯曲…

「グラース・サーガ」J・D・サリンジャー 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品群です。 ニューヨークに生まれたユダヤ人作家ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(1919-2010)が『ライ麦畑でつかまえて』の後に世に放った、連作短中篇で描く物語「グラース・サーガ」と呼ばれる作品群です…

『明るい部屋 写真についての覚書』ロラン・バルト 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 フランスの哲学者であり記号学者、そしてポスト構造主義として理論を進化させ続け、ミシェル・フーコーに多大な影響を与えた探求者ロラン・バルトの「写真」について論考した『明るい部屋』です。 本書は、…

『ハムレット』ウィリアム・シェイクスピア 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 十六世紀のイギリスで無一文から、俳優、国王一座専属作家、劇団株主、詩篇献呈の報奨金など、誰よりも演劇で成功した劇作家シェイクスピア。彼が書き上げた数多くある代表作品の一つ『ハムレット』です。 …

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