RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。


読了-フランス文学

カゾット『悪魔の恋』感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 フランス初の幻想小説として名高いジャック・カゾットの『悪魔の恋』です。本書はホルヘ・ルイス・ボルヘス編纂の「バベルの図書館 19」で、序文を添えています。 悪魔が変身した美女ビヨンデッタと、ナポ…

U・エーコ & J=C・カリエール『もうすぐ絶滅するという紙の書物について』感想

こんにちは。RIYOです。 今回は対談本です。 フランスの劇作家・脚本家であるジャン=クロード・カリエールと、イタリアの記号論大学教授でありベストセラー作家であるウンベルト・エーコが、「紙の書物」に関して存分に語り合います。時に熱く、時に物悲し…

ベケット『ゴドーを待ちながら』感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 パリで初演された1953年より数多の議論と論考が行われてきた、アイルランド出身の劇作家サミュエル・ベケットの代表戯曲『ゴドーを待ちながら』です。世界的な「不条理演劇」の代名詞として語られる作品で…

メリメ『カルメン』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 プロスペル・メリメ『カルメン』です。数ヶ国語を使いこなす、フランスへ初めてロシア文学を紹介した作家です。 南国スペインの情熱を象徴する美貌の女カルメン。純朴で真面目な青年ドン・ホセは、彼女と出…

ジュネ『花のノートルダム』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 多くの犯罪に手を染めたジャン・ジュネ(1910-1986)の最初の小説『花のノートルダム』です。 「ジュネという爆弾。その本はここにある」(コクトー)。「泥棒」として社会の底辺を彷徨していたジュネは、…

コクトー『恐るべき子供たち』感想

こんにちは。 RIYOです。 今回の作品はこちらです。 フランスの多彩な芸術家ジャン・コクトーの代表小説『恐るべき子供たち』です。詩人であり劇作家であり、美術にも秀でている「芸術のデパート」。本書には彼の数十点もの挿絵が挟まれています。 14歳のポ…

マルキ・ド・サド『閨房哲学』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ドナチアン・アルフォンス・フランソワ・ド・サド『閨房哲学』。通称「サド公」の思想にフォーカスされた、対話体作品です。 快楽の法則の信奉者、遊び好きなサン・タンジェ夫人と、彼女に教えを受ける情熱…

サルトル『水いらず』感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 ジャン・ポール・サルトル『水いらず』です。短篇・中篇集です。 性の問題をはなはだ不気味な粘液的なものとして描いて、実存主義文学の出発点に位する表題作、スペイン内乱を舞台に実存哲学のいわゆる限界…

ユーゴー『死刑囚最後の日』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちら。 ヴィクトル・ユーゴー『死刑囚最後の日』です。フランスのロマン主義第一人者で、『レ・ミゼラブル』を著しています。 自然から享けた生命を人為的に奪い去る社会制度=死刑。その撤廃をめざし、若き日のユーゴ…

カミュ『シーシュポスの神話』感想

こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 アルベール・カミュ『シーシュポスの神話』です。2005年改版です。 神々がシーシュポスに科した刑罰は大岩を山頂に押しあげる仕事だった。だが、やっと難所を越したと思うと大岩は突然はね返り、まっさかさ…

サン=テグジュペリ『人間の土地』感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品。 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ『人間の土地』です。訳は詩人の堀口大學。郵便飛行士としての体験を元にしたエッセイで、アカデミー・フランセーズ賞を受賞しています。 “我慢しろ……ぼくらが駆けつけてや…

ヴィリエ・ド・リラダン『未來のイヴ』感想

こんにちは。 RIYOです。 今回はこの作品です。 ヴィリエ・ド・リラダン『未來のイヴ』です。 この作品は1886年に発表されました。「アンドロイド」という言葉が世に向け初めて用いられた作品です。 恋人アリシヤのヴィナスのような肉体、輝くばかりの美貌、…

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