RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『プラテーロとわたし』フアン・ラモン・ヒメネス 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 真っ青な空と真っ白な家が目にいたいほど明るい、太陽の町モゲール。首都マドリードで健康を害したヒメーネスは、アンダルシアの故郷の町の田園生活の中で、読書と瞑想と詩作に没頭した。月のように銀いろの…

『バッハの生涯と芸術』ヨハン・ニコラウス・フォルケル 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 音楽家フォルケルの手に成る本書(1802)は、バッハの生涯を略述した上で、作品、作曲の方法、演奏の仕方、弟子の養成等について語り、ドイツの国民的財産としてのバッハを顕彰した最初の本格的評伝。諸処に…

『ユモレスク』久生十蘭 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 現役の作家のなかにも熱狂的なファンの少なくない、鬼才、久生十蘭の精粋を、おもに戦後に発表された短篇から厳選。世界短篇小説コンクールで第一席を獲得した「母子像」、幻想性豊かな「黄泉から」、戦争の…

『情事の終り』グレアム・グリーン 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 私たちの愛が尽きたとき、残ったのはあなただけでした。彼にも私にも、そうでした──。中年の作家ベンドリクスと高級官吏の妻サラァの激しい恋が、始めと終りのある〝情事〟へと変貌したとき、〝あなた〟は出…

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