2025-01-01から1年間の記事一覧
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 テューダー朝を継いで二十年余り。亡き兄の妻だったキャサリン妃との間に世継ぎがいないことに苦悩するヘンリー八世は、枢機卿主催の晩餐会で若く美しい侍女アンと出会う。一方、宮廷では奸計が渦巻いていた…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 本作『トロイラスとクレシダ』は、シェイクスピア絶頂期の後半にあたる1602年ごろに執筆された作品です。ホメロス『イリアッド』、ジェフリー・チョーサー『トゥローイラスとクリセイデ』などを材源としてお…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 偉大な父ヘンリー二世と勇猛な兄から王位を継いだ末子ジョン。フランスと戦うか、和陸か。王位継承者である甥を生かすか、殺すか。ローマ法王と対立か、和解か。悩み、考え抜いた決断はすべて裏目に出て、混…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ヴォルサイ人との戦いでローマを勝利に導いたコリオレイナスは市民に英雄と讃えられ、執政官に推薦される。しかし執政官になるために避けては通れない慣習を受け入れられず、市民を敵に回してしまう。愛国心…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 父を亡くした少女は、ひきとられた修道院で一本の木と出会った。その小さな木を、少女は「トゥリー」と呼び、二人は友だちになった―─いくたびも四季が巡り、トゥリーはみごとな木に育った。ひとりぼっちだっ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 初期「美少女」「幼児狩り」、芥川賞受賞作「蟹」から、話題の『みいら採り猟奇譚』まで、著者の誠実な文学的展開の中で、中期と呼ぶべき中・短篇群。特に世評高い名篇「骨の肉」ほか、女流文学賞受賞の「最…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 労働争議を扱った最初の作品。機械の発達に伴う手工業の衰退から起った一揆を迫真的な手法で描き、上演禁止の厄に遇った問題作。 十八世紀後半、イングランドで始まった産業革命は商工業を発展させて世界経…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 「いいですとも。あした、晴れるようならね」スコットランドの小島の別荘で、哲学者ラムジー氏の妻は末息子に約束した。少年はあの夢の塔に行けると胸を躍らせる。そして十年の時が過ぎ、第一次大戦を経て一…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 外国生活の疲れと経済的行きづまりから、ラネーフスカヤ夫人は5年ぶりに南ロシアの「桜の園」に帰ってきたが、数々の思い出を秘めたこの園も、新しい所有者の手に委ねばならなかった。当時の社会的変動を一…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 第二次世界大戦争において、日本は敵わぬ科学力に生命を投げ出す形で交戦し、夥しい戦死者と甚大な都市被害を受けて敗戦しました。植民地支配を拒否するようにファシズムという国政で抗いましたが、結果、ド…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 美の錬金術師ポオ。その美への情熱は精確無比な理知的計算と設計にもとづいてあらゆる作品に発揮されており、読者を怪奇な幻想世界、異常心理の世界へと抗いがたく引きずり込む。ポオの作に傾倒した若きヴァ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 戦争と革命の嵐が吹き荒れるなか幾多の苦難をくぐり抜け、監獄の前で差し入れを持って並ぶ列の中で「これを書くことができますか」と問われた詩人がともに苦難の中にある人々への思いをつづった詩篇「レクイ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 息もつかせぬ展開と最後に用意された大どんでん返し──何度も上演され、映画化された、イギリスの劇作家プリーストリーの代表作。舞台は裕福な実業家の家庭、娘の婚約を祝う一家団欒の夜に警部を名乗る男が訪…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 恥辱をすすげ、息子よ。ソ連軍の侵攻を背景に、村と家族を奪われた父の苦悩をとおして、破壊と混乱のなかに崩れゆくアフガン社会を浮き彫りにする、映像感覚あふれる現代小説。 カーブル生まれの小説家・映…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ホロコーストに消えた母、僕は沈黙することしかできなかった。──第2次世界大戦時、ポーランドに母を残し、アルゼンチンに移住した息子の苦悩を静謐な筆致で描いた仏ベストセラー。 1939年、アドルフ・ヒトラ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 転換期以後トルストイの最も円熟した時代に於ける代表作。同名の名曲を聴いた感銘を創作上に表現した傑作。嫉妬のため妻を殺した男の告白を通して、この惨劇が如何なる理由で行われなければならなかったかを…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 少年ラーサロが、悪知恵にたけた盲人や欲深坊主、貧乏なくせに気位は高い従士やいんちき免罪符売りと、次々に主人をわたり歩いてなめるさんざんな苦労の数々。16世紀当時のスペインの社会や下層民の生活が風…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 惑星ソラリス──この静謐なる星は意思を持った海に表面を覆われていた。惑星の謎の解明のため、ステーションに派遣された心理学者ケルヴィンは変わり果てた研究員たちを目にする。彼らにいったい何が?ケルヴ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 生真面目なサラリー・マンの河合譲治は、カフェで見初めた美少女ナオミを自分好みの女性に育て上げ妻にする。成熟するにつれ妖艶さを増すナオミの回りには、いつしか男友達が群がり、やがて譲治も魅惑的なナ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 破竹の勢いでヨーロッパを席巻したナポレオン・ボナパルトは、1813年にライプツィヒの戦いでついに敗れました。戦後処理を目的として開かれたウィーン会議では、ナポレオンが掲げた「自由」を否定するように…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 沈黙と憂愁にとざされ、教会の鐘の音が悲しみの霧となって降りそそぐ灰色の都ブリュージュ。愛する妻をうしなって悲嘆に沈むユーグ・ヴィアーヌがそこで出会ったのは、亡き妻に瓜二つの女ジャーヌだった。世…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 ドイツでの自然主義は十九世紀後半、エミール・ゾラやヘンリック・イプセンなどといった、海外文学の影響を強く受けて生まれました。ゾラの自然主義作品群はその描写によって多くの作家へ影響を与え、イプセ…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 百年戦争のアジンコートの戦い(1415年)前後に焦点を当て、イングランド王ヘンリー五世の生涯を描いた史劇。『リチャード二世」、『ヘンリー四世第一部・第二部』に続く四部作の最終作。ヘンリー五世は前作…
こんにちは。RIYOです。続いて第二部です。 第一部最終幕で描かれた作品全体の祝祭的な印象からは大きく変わり、第二部は悲劇的な空気に包まれて進行していきます。冒頭で全身に舌を纏った口上役の「噂」が登場し、人の噂がどれほど信憑性に乏しいかを語り、…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ヘンリー四世の治世は貴族の叛乱と鎮圧に明け暮れた。そのかたわらで放蕩息子の王子ハルは、大酒飲みのほら吹き騎士フォルスタッフとつるんで遊び歩くが、父の忠告に一念発起し、宿敵ホットスパーを執念で討…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 イングランド国王リチャードは、宿敵である従兄弟ボリングブルック(のちのヘンリー四世)を追放したあげく、その父ジョン・オヴ・ゴーントの財産を没収する。しかし、復権をねらって戻ってきたボリングブル…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 わたしは、貧しい絵描き。友達はいないし、窓から見えるのは、灰色の煙突ばかり。ところがある晩のこと、外をながめていたら、お月さまが声をかけてくれた......。ある時はヨーロッパの人々の喜びと悩みを語…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 「あの医者よ。」海辺の一軒家。シューベルトから逃げ続ける女主人公が不意の客人の声に探りあてたものとは。息詰まる密室劇の姿を借り、平和を装う恐怖、真実と責任追及、国家暴力の闇という人類の今日的ア…
こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 家産の傾いた牧師館の娘として生まれ、家庭教師をすることになったアグネス。しかしその屋敷は、あまりに乱暴な子供たちと、子を溺愛し勝手なことばかり言うモンスター・ペアレンツの魔の巣窟だった!孤軍奮…
こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 一九三二年、国際連盟がアインシュタインに依頼した。「今の文明においてもっとも大事だと思われる事柄を、いちばん意見を交換したい相手と書簡を交わしてください」。選んだ相手はフロイト、テーマは「戦争…