RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。


読了-ロシア文学

マンデリシュターム『時のざわめき』感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 ソビエトの闇に深く閉じ込められ、不当で非業の死を遂げたオシップ・E・マンデリシュターム。彼の残した、残すことができた僅かな作品の一つである『時のざわめき』です。 『時のざわめき』は、過去につい…

ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ミハイル・ブルガーコフ『巨匠とマルガリータ』です。近代ロシア文学の「奇書」とされる作品です。 春のモスクワに降り立つ悪魔、灼熱のゴルゴダと名無しの巨匠。首は転がり、黒猫はしゃべり、ルーブル札が…

チェーホフ『かもめ・ワーニャ伯父さん』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 アントン・チェーホフ『かもめ』『ワーニャ伯父さん』です。チェーホフ四大劇に数えられるニ作品。戯曲です。 恋と名声にあこがれる女優志望の娘ニーナに、芸術の革新を夢見る若手劇作家と、中年の流行作家…

プーシキン『スペードの女王/ベールキン物語』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ロシアの国民的詩人アレクサンドル・プーシキンの『スペードの女王』と短篇5作をまとめた『ベールキン物語』です。 手元には旧装丁の赤帯がありますので、こちらの紹介文を記載します。 トランプの秘密に憑…

ドストエフスキー『地下室の手記』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちら。 フョードル・ドストエフスキー『地下室の手記』です。 極端な自意識過剰から一般社会との関係を絶ち、地下の小世界に閉じこもった小官吏の独白を通して、理性による社会改造の可能性を否定し、人間の本性は非合…

ツルゲーネフ『父と子』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ツルゲーネフ『父と子』です。前回の『はつ恋』の次に世に出された作品です。テイストは大きく変わります。こちらもツルゲーネフ中期の代表作です。 「ニヒリスト」という言葉はこの作品から広まったーー自…

ツルゲーネフ『はつ恋』感想

こんにちは。RIYOです。 今回はネタバレを含みます。ご注意ください。 イワン・ツルゲーネフ『はつ恋』です。1800年代のロシア・リアリズム文学におけるドストエフスキーの好敵手です。 16歳のウラジミールは、別荘で零落した公爵家の年上の令嬢ジナイーダと…

ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 アレクサンドル・ソルジェニーツィン『イワン・デニーソヴィチの一日』です。ソビエトの「雪解け」時代、スターリニズム批判、ノーベル文学賞受賞。真にロシアを思い、強いキリストへの信仰心を持った文学…

ドストエフスキー『白痴』感想

こんにちは。 RIYOです。 今日も書いていきます。 ドストエフスキー『白痴』です。 この作品は「真に美しい肯定的な人間を描く」ことを動機に書かれたものです。 高貴な人間は道化の姿をしているーーロシア社会の混沌の中にあらわれた純粋で無垢な主人公ムイ…

ゴーゴリ『外套・他』感想・読み比べ

こんにちは。 RIYOです。 今回の作品はこちら。 ニコライ・ゴーゴリ「外套」です。この訳本はもう手に入らないかもしれませんね。個人的にこの講談社文芸文庫が一番楽しむことができました。訳者は吉川宏人さん。名訳です。 “我々はみなゴーゴリの<外套>から…

ドストエフスキー『罪と罰』感想

こんにちは。 RIYOです。 今回の作品はこちら。 ドストエフスキー『罪と罰』です。トルストイと並ぶ19世紀ロシアのリアリズム文学代表作家。1866年にこの作品は世に出ました。 鋭敏な頭脳をもつ貧しい大学生ラスコーリニコフは、一つの微細な罪悪は百の善行…

ウラジーミル・ソローキン『青い脂』感想

こんばんは。 RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ウラジーミル・ソローキン『青い脂』です。 第3回Twitter文学賞海外部門第1位の受賞でご存知の方も多いのではないでしょうか。 2068年、クローン文学作家を用いた実験が行われている。今回はロシア文学作…

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