RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『作者を探す六人の登場人物』ルイージ・ピランデッロ 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 イタリアの劇作家ルイージ・ピランデッロの名を世界的に轟かせた戯曲『作者を探す六人の登場人物』です。初公演での大事件は大変印象的です。 ある劇団が芝居の稽古をしている最中、喪服姿の六人が舞台に乗…

『沈黙の春/センス・オブ・ワンダー』レイチェル・カーソン 感想

こんにちは。RIYOです。 今回は二作品をまとめてご紹介します。 環境運動の先駆けとなり全世界へ影響を与えたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』、その自然を見つめる感性の必要性や重要性を次代へ託す『センス・オブ・ワンダー』です。 沈黙の春 自然を破…

『神曲』ダンテ・アリギエーリ 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 ダンテ・アリギエーリ『神曲』です。1320年ごろに書き上げられた壮大な叙事詩です。 神曲の構成 各篇の章を歌として区切り、地獄篇(序歌を含む)三十四歌、煉獄篇三十三歌、天国篇三十三歌の全百歌で構成さ…

『悪魔の恋』ジャック・カゾット 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 フランス初の幻想小説作家として名高いジャック・カゾットの『悪魔の恋』です。本書はホルヘ・ルイス・ボルヘス編纂の「バベルの図書館 19」で、序文を添えています。 悪魔が変身した美女ビヨンデッタと、…

『穴のあいた桶』プレム・ラワット 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 8歳のころから「父の教え」を継ぎ、全世界の今を生きる人々へ「心の平和」を説き続けてきた活動家プレム・ラワット初の著作『穴のあいた桶 Pot with the Hole』です。 親愛なる世界中の穴のあいた桶たちへ…

『クローヴィス物語』サキ 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 20世紀初頭のイギリス文学界において、英国の教科書にも活用されるほど大変有名な短篇作家です。アメリカのオー・ヘンリーと比較され、優れた作品群は現代でも楽しく読むことができます。 皮肉屋で悪戯好き…

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