RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

2022-08-01から1ヶ月間の記事一覧

『危険な関係』ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 十八世紀、頽廃のパリ。名うてのプレイボーイの子爵が、貞淑な夫人に仕掛けたのは、巧妙な愛と性の遊戯。一途な想いか、一夜の愉悦かーー。子爵を慕う清純な美少女と妖艶な貴婦人、幾つもの思惑と密約が潜み…

『山猫』トマージ・ディ・ランペドゥーサ 感想

こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 一八六〇年春、ガリバルディ上陸に動揺するシチリア。祖国統一戦争のさなか改革派の甥と新興階級の娘の結婚に滅びを予感する貴族。ストレーガ賞に輝く長篇、ヴィスコンティ映画の原作を、初めてイタリア語原…

『スターメイカー』オラフ・ステープルドン 感想

こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 肉体を離脱した主人公は、時間と空間を超え、宇宙の彼方へと探索の旅に出る。訪れた世界で出会った独自の進化を遂げた奇妙な人類と諸文明の興亡、宇宙の生命と生成と流転を、壮大なスケールと驚くべきイマジ…

『カラマーゾフの兄弟』フョードル・ドストエフスキー 感想

こんにちは。RIYOです。今回の作品はこちらです。 父親フョードル・カラマーゾフは、圧倒的に粗野で精力的、好色きわまりない男だ。ミーチャ、イワン、アリョーシャの3人兄弟が家に戻り、その父親とともに妖艶な美人をめぐって繰り広げる葛藤。アリョーシャ…

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