RIYO BOOKS

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主に本の感想文を書きます。海外文学が多めです。

読了-アメリカ文学

『グレート・ギャツビー』F・スコット・フィッツジェラルド 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』です。 ロストジェネレーションの盛衰を、公私共に歩んだ作家の代表作です。 豪奢な邸宅に住み、絢爛たる栄華に生きる謎の男ギャツビーの胸の中に…

『ロリータ』ウラジーミル・ナボコフ 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ウラジーミル・ウラジーミロヴィチ・ナボコフの『ロリータ』です。アメリカへ亡命したロシアの作家であるナボコフの代表作。大変有名な古典作品ですが、出版までは苦難の道でした。 「ロリータ、我が命の光…

『ガラスの動物園』テネシー・ウィリアムズ 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 テネシー・ウィリアムズ『ガラスの動物園』。戯曲です。1945年3月、第二次世界大戦の終焉間近にブロードウェイで上演されました。 不況時代のセント・ルイスの裏街を舞台に、生活に疲れ果てて、昔の夢を追…

『ハツカネズミと人間』ジョン・スタインベック 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ジョン・スタインベックはドイツ系移民の父とアイルランド系移民の母を持ちます。彼は、世界大恐慌時代のアメリカ社会を告発した『怒りの葡萄』を発表し、1940年にピューリッツァー賞を受賞しました。今回…

『緋文字』ナサニエル・ホーソーン 感想

こんにちは。RIYOです。 今回の作品はこちらです。 ナサニエル・ホーソーン『緋文字』です。1850年に出版されました。 胸に赤いAの文字を付け、罪の子を抱いて処刑のさらし台に立つ女。告白と悔悛を説く青年牧師の苦悩……。厳格な規律に縛られた17世紀ボスト…

『紙の民』サルバドール・プラセンシア 感想

こんにちは。RIYOです。今回はこちらの作品です。 サルバドール・プラセンシア『紙の民』。これは奇書と呼んで差し支えないと思われます。メタフィクションは数多の表現で、数多の作品が世に出ていますが、ここまでメタ表現を〈体感〉できる作品はあまりあり…

『ポーカー・レッスン』ジェフリー・ディーヴァー 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 『ボーン・コレクター』のリンカーン・ライム・シリーズが有名なジェフリー・ディーヴァー。本書は短篇集です。16作品、これら全てにどんでん返しがあります。騙されるものか、という思いが読み進めるにつ…

『ねじれた文字、ねじれた路』トム・フランクリン 感想

こんにちは。RIYOです。 今回はこちらの作品です。 短編集『密猟者たち』が有名なトム・フランクリン。今回の作品『ねじれた文字、ねじれた路』は長編です。 この小説は、一言でいうなら、親友同士だった白人と黒人の少年が疎遠になり、二十五年後、一人の少…

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